手指の巧緻性②

昨日のブログでは

  • 手指の巧緻性はどういうものか
  • 手指の巧緻性を鍛えるメリット
  • 幼稚園以上の年齢の子への手指の巧緻性を鍛えるおすすめの遊び

について書きました。詳しくは昨日のブログをご覧ください。

手指の巧緻性① 手指の巧緻性を鍛えるメリット、幼稚園以上の年齢のお子さんにおすすめの遊び

今回は0歳からできる、手指の巧緻性を鍛える遊びをご紹介します。幼稚園以上の子どもたちは、ある程度自分の思うように手や指を動かすことができますが、赤ちゃんはそうもいきません。よく赤ちゃんが手を動かして、自分の顔を叩いてしまったり、グーで殴ってしまったりしているのをみたことがありませんか?それは、まだ自分の思うとおりに手や指や腕が動かせないために起きているのです。その為、幼稚園以上の子どもたちより細分化して手指の巧緻性を育んでいく必要があります。

まずは「つまむ」という動作。

ハイハイを始めた赤ちゃんが

  • 床についているゴミをつまむ
  • 貼ってあるシールやラベルをはがす
  • 上の子が遊んでいるおもちゃの細かい部品をつまみたがる

こんないたずらをして困る…という時期が来ると思います。それは手指の巧緻性を鍛えるチャンスです。赤ちゃん自ら「細かいものを指先でつまむ」という難しい技術を習得したいと思っているからです。その要求を遊びで満たしてあげると、上記のようないたずらの頻度はぐんと減ると思います。

我が家でやっていたのは、スポンジつまみ。

100円均一で細かい氷が作れる製氷皿を用意し、その1マスのサイズに合わせてスポンジをカットします。そのスポンジを製氷皿に1つずつセットするだけ。ポイントは製氷皿の高さより、少し高めにスポンジをカットすること。ぴったりに切ってしまうと、赤ちゃんには取り出しづらいです。単純な作りですが、意外と子どもたちは集中して遊んでくれます。

最初はやり方がわからず、興味を示さないお子さんもいらっしゃると思います。そんな時は、まずお母さんが楽しんでやっているところを見せてください。決して「こうやってやるのよ。ほら、やってみて」と促さないこと。強制されてやったことは身にならないどころか、嫌いになってしまい、遊んでくれなくなってしまいます。ただ楽しそうにやっているところを見せればOK。お母さんが楽しんでやっているところをみると、赤ちゃんは興味を持ってくれます。

次男が特に気に入っていたのが。シールはがしです。

平らな板(我が家では100均で購入したホワイトボード)にシールを貼っておいて、はがすだけという遊びです。大人から見たら「楽しいの?」と思うのですが、かなり集中してやってくれます。ちなみにシールも100均の丸シールです。

ポイントは写真のように、端を少し折り曲げてはがしやすくしておくこと。

こんなふうに、端を少し折り返しておくのもおすすめです。折り返した面が板にくっつかないのではがしやすいですよ。

シールをはがすときに、端をつまんで指先にのみ力を入れていきます。この力加減が子どもには結構難しいです。最初は大きいサイズのシールから。丸シールはサイズが豊富なので、徐々に小さくしていくと難易度もあがって、長く楽しめます。お出掛けの時でも、転がったり散らばったりすることがないのでおすすめですよ。

☆まとめ☆

0歳から手指の巧緻性を鍛える遊びは

  • スポンジつまみ
  • シールはがし

お子さんに促すのではなく、まずお母さんが楽しそうにやって見せてあげるのが大切。決してやるように強制的に促してはいけません。楽しんでできない時は、またの機会にしましょう。