今日紹介する絵本は、皆さんが1度は読んだことがあるこの絵本。
偕成社から出版されている、エリック・カール作 もり ひさし訳の『はらぺこ あおむし』です。
絵本を読んだことがなくても、ベビーグッズなどに、このキャラクターがいるのを目にしたことがある方は多いのではないでしょうか。
この絵本は、エリック・カールさんというアメリカの絵本作家の方が描いています。ほかの有名な作品は『くまさん くまさん なにみてるの?』や『パパ、お月さまとって!』などがあります。この絵本も面白いので、またの機会にご紹介しますね。
『はらぺこあおむし』は、生まれたばかりの小さなあおむしが、お腹を空かせているのですが、いろいろなものを食べていき、どんどん大きくなって…というお話です。
作中に出てくる食べ物には小さな穴が開いています。まだお話をしっかり理解できない(お話としてとらえられない…という意味です)年齢の子どもたちも、絵本に触れて楽しむことができます。これはエリック・カールのアイデアだそうです。また子どもたちに身近な、おいしそうなりんごなどの食べ物がたくさんでてくるのも、子どもたちが楽しんでくれるポイントです。
『はらぺこあおむし』は、鮮やかな色彩も特徴の1つ。色の魔術師と呼ばれたエリック・カールならではの、独特な色使いも子どもの目をひきます。
また『はらぺこあおむし』には、写真にあるサイズだけでなく、持ち運びに便利なミニサイズ、大人数の読み聞かせに向いている幅1mのビッグサイズ、飛び出すしかけがついているタイプ、日本語と英語を併記してあるバイリンガルタイプ、あおむしのぬいぐるみと絵本がセットになっているタイプ、布絵本と、読み聞かせの状況に合わせて、お子さんの好みに合わせて絵本のタイプが選べるのも嬉しいところです。
我が家の子どもたちも、本屋さんでの読み聞かせや図書館で借りてきて読んだりと何度か読んでいますが、下の子に読んでいると、遠くの方から上の子も来て、いつのまにか一緒に聞いている…なんてこともしばしば。どこか子どもを引き付ける魅力が、この絵本にはあるようです。下の子は幼児教室の入会特典でもらった布絵本がお気に入りで、自分で絵をしかけをめくって遊んでいます。
大人が読んでも、きれいな色彩に目を奪われます。ぜひ1度読んでみて下さい。